コロナでも結局人は変わらない

長い1日をめぐって、ふと思うことがあるんです。今、世界はどのような環境に覆われていて、何が起きているのか。株価はどうなっているのか、コロナは再発しているのか、あの人(友だちや知人)は今どこで何をしているのか。長いコロナ期間を経て、世界は急速に変化を遂げました。リモートワークの浸透からマスク着用の義務化、GOTOトラベルの実施や店の廃業・企業の倒産、従業員の一斉解雇など、目まぐるしく変わりゆく世界にどう対応していけばいいのか。コロナは改めて私たちのライフスタイルを見つめ直すいいきっかけを作ってくれました。

 

特にリモートワークの理解が深まったことは大きいでしょう。これまでは会社に出勤して、そこで1日中働くことが当たり前とされていました。しかし、コロナの影響を受け企業や会社は従業員にリモートワークを推奨するようになり、自宅での仕事がメインとなりました。そこで何が変わったのか。まず1つ挙げられるのが従業員の負担軽減でしょう。朝の通勤ラッシュから解放され、自宅でのびのびと過ごせる余裕が生まれました。これは従業員にとって負担軽減になりますし、とにかく自宅にいることへの”安心感”があるため上の者の指示を気にすることなく仕事に没頭できます。

 

しかし残念ながら、日本はそうおいそれとは変わってくれませんでした。会社に行くことが当たり前とされた世界は、今でも続いています。コロナがだいぶ落ち着いてから、従業員の会社への出勤姿が再び見られるようになりました。特に電車に乗っていると、駅のホームから改札に出てくるサラリーマンが後を絶ちません。いかにも余裕がなさそうな顔でした。一時はリモートワークへの理解が進んだのに、結局時計の針が戻ったかのように会社や企業へ赴くサラリーマンの姿がそこかしこで見られます。こうなれば、革命でも起こさない限り一生変わらないのでしょうね(笑)

 

コロナによって人々は変わるのかと思えば、結局めぼしい変化はありませんでした。これは日本の”保守的”な傾向を象徴するいい例と言えるでしょう。実行するにしても、何もかもが遅い。子育て施策とか、それ少子化の前に打つべきだったんじゃないの?と思っている方がほとんどでしょう。地球温暖化も、元を辿れば森林伐採や自然破壊を繰り返す人間のエゴによって生まれたもの。そのツケを返すには、今ではちょっと遅すぎたのかもしれません。太陽光発電とか、焼け石に水ですよね(泣)