SNSの危険性

今はメディアが普及し、何かあるとすぐにニュース沙汰になるという、極めて情報のスピードが速い時代となりました。

例えば、あるイベントや催事が開催されるとパンフレットやチラシにその情報一覧が掲載され、人々の注目を集めます。

駅構内に貼られている大型ポスターやビラやチラシを配布している人たちも、いわば情報伝達スピードをうまく活用している良い例と言えるでしょう。

さらに今は情報社会です。

SNS時代が花開いている時代で、情報の咀嚼や理解もスムーズにできるようになりました。

メルマガやYahoo!サイトなどSNSプロモーションを活用したスマホ携帯利用者向けサービスが充実しており、ほとんどの情報はそこで一気に確認することができます。

メディアの普及はこのように人々に物質的な豊かさや便利さをもたらした反面、デメリットも少なからず存在することを忘れてはいけません。

まずメディアは情報を簡単にキャッチできる以上、それに伴う偽情報やガセまでも入手してしまう恐れがあります。

一昔前はテレビが情報入手の要でした。

いわば文明の利器とも言えるテレビの存在は、情報入手に欠かせない唯一の代物だったのです。

しかしSNSが台頭しテレビの需要がなくなると今度はSNSを横断してさまざまな情報を簡単に入手する人が増えました。

スマホをひらけば、そこはもういろんな情報で溢れています。

検索機能を使えば自分の求めたい情報に簡単に辿り着くことができます。

細かい検索設定やキーワードも自由に行えるようになり、ありとあらゆる情報全てを網羅できるようになりました。

まさに情報社会の典型ですが、それに伴う悪質なサイトや利用者を募集して金を稼ごうとする闇サイトなど、悪の枢軸とも言えるサイトが跋扈してしまい、対処しきれないほどの数に膨れ上がってしまいました。

SNSでは近年、サイバーパトロール隊(SNS上の警察)が実装され、取り締まりや不正な情報の入手・閲覧を防ぐためのシステムも次々に導入されています。

また、誹謗中傷や名誉毀損などの書き込みも見つけ次第、すぐに削除するという措置をとっておりSNS上のトラブルにも対応を追われているのです。

このようにしてSNSは他人や友だち、さらには海外の人とも繋がることができる、最もグローバルスタンダードに接近したツールとも言えますが、それに伴い、安易な使い方で身の危険を及ぼす存在にもなり得てしまったのです。

私たちはSNS上で起こりうるトラブルを把握し、速やかに事態の収拾に努めなければなりません。

それはサイバーパトロール隊だけの仕事ではなく我々一般人も同様なのです。

どんなトラブルや事故も「自分ごと」として捉える、当事者意識を持つことが最も大事なのです。