コロナによる日本への影響

ー概要

2019年3月に発生したコロナは、人々の生活や暮らしに大きな影響を与えました。物価が上がり、さらにGOTOトラベルやマスク着用などコロナによる対策が進む中、ロシアによるウクライナ侵攻も起こり、世界は混乱を極めました。人々はコロナによって受けた打撃を受け止めライフスタイルの大幅な見直しを迫られることになりました。

 

具体的に1つ挙げるとすれば、リモートワークがこれに当たるでしょう。コロナによって会社への出勤が難しくなり、自宅で仕事を済ませるリモートワークが注目を浴びるようになりました。遠隔操作を通じてのセミナーや講義、商談、お見合い、プレゼンなど、自宅で完結できるものはすべてオンラインに変えられました。これは日本人にとって画期的な出来事でした。

 

少なくともリモートワークの推進により会社へ出勤するサラリーマンが減り、朝の通勤ラッシュや交通渋滞が避けられるようになったのは事実です。これまでは会社へ出勤するサラリーマンが電車の中でぎゅう詰め状態…という光景はもはや当たり前でした。会社へ行く途中のサラリーマンの顔を見ると、ほとんどの人がいかにもやつれた表情で重い足を引きずっています。これではまともに仕事ができるはずがありません。

 

リモートワークの注目は、会社勤めのサラリーマンにとっては画期的な発見だったのではないでしょうか。しかし残念なことに、日本人はそう簡単には変わってくれませんでした。コロナが落ち着きマスク着用義務も解除されると、再び会社へ出勤するサラリーマンの姿が見られるようになりました。電車も相変わらずの混雑です。結局、コロナによって受けた影響も過渡的なものに過ぎなかったということです。こうなれば、大規模な革命が起きない限り一生変わらないのかもしれませんね。

 

ーコロナは必要悪だったのか

 

コロナのあるなしを語るのはそもそも論なので割愛しますが、コロナによって日本が受けた影響をじっくり考えてみましょう。まず、1つ挙げられるのが経済影響です。ざっと挙げるなら、

 

・物価の高騰

・インフレ促進

・医療費への負担

 

などがこれに該当するでしょう。特に3つ目の医療費に関しては、医療従事者の不足もさることがら、患者数の増大に伴い医療費が高騰していくのがなにより問題だったのです。デルタ株のときは特に患者数が増えたので医療現場は逼迫、まともな治療も受けられず死亡する方が後を絶ちませんでした。

 

これらを考えるなら、当然コロナは必要悪だったとは言えないでしょう。ただ別の視点で考えるなら、コロナによってマスク着用の必要性が強く認識され、人々の危機管理意識が高まったことは評価に値するでしょう。元々の抗体が強い方もいますが、マスク着用の義務化に伴い前代未聞のパンデミックにも対応しうる危機管理意識が芽生えたのです。実際これを機にインフルエンザの患者数は激減し、1日あたり万単位の死者数を出しているアメリカやヨーロッパとは違って日本は最小限の被害に抑えられています。これは日本政府の対策がうまかったからでしょう。そういう意味ではコロナは必要悪だったとも言えます。物価の高騰は、今年10月に導入されるインボイス制度によりさらなる貧困化が進むにつれますます問題になるであろうと思います。そこもしっかり頭に入れとかなきゃダメですね。個人事業主や免税事業主はうかうかしてられませんよ。