日記

ーー日記

 

コロナ、ウクライナ戦争、物価高騰…。まさに激動の3年間だ。コロナは言い方は悪いが、まさに人間社会に革命を起こした存在といえよう。未曾有のパンデミックにより多くの人は苦しみ、隔離病棟行きとなった。うちの知り合いにも何人かコロナ罹患者がいる。コロナの感染報道は今でこそ落ち着いているが、当時は1日10000万を超えるコロナ感染者が発見され、社会問題となった。コロナは人の神経から骨格、感覚器官、身体の髄まであらゆる部位に発作を起こし、放置するとやがて重症化を引き起こすとされる危険な感染症だ。

 

そして同時に、不幸の連鎖というべきかロシアがNATOへの加盟拒否を断ったウクライナに対して戦争をしかけ、首都含む周辺地域を壊滅状態に陥れた。そして今なお現在進行形で被害を拡大させている。恐るべき執念だが、なぜそこまでしてウクライナを手駒にしたいのか?ロシアとウクライナは地続きであり、この場合は「内戦」と解釈して差し支えないだろう。内戦は、国同士の政敵や党派性イデオロギーの対立によって生じる紛争だ。そしてその影響は、原油価格高騰や自由貿易停止、ウクライナへの軍資支援など国内外に及んでいる。全世界を巻き込んだこの前代未聞の戦争は、日本にとっても到底無視できない歴史として一生語られるのだろう。

 

物価高騰は今に始まったことではないが、コロナ禍によりインフレがさらに加速するとお金の価値は暴落し、物価が一気に上がることになってしまった。母親によれば、1つ洗剤を買うだけでも1000円以上はくだらないと言う。この物価高騰の抑制として、政府は焼け石に水のマイナス金利政策を今更ながら実行しているが、時すでに遅し。2008年のリーマンショック金融危機からすでに手を打つべきだったのである。何か際立ったことが起きない限り日本という国は変わらない。日本が変わらない限り、国民も変わらない。消費者物価動向指数を見てもその萌芽は2008年以降からすでに見られた。にもかかわらず、対策をしなかったのは経済危機による日本の未来の姿を正確にシミュレーションできる人材に欠けていたということだ。会社で言えばツールベンダー的な分析者、解析者が必要だったのである。

 

とはいえ、その約10年間、何も変わらなったわけではない。テクノロジー技術は常に進化を続け、家電製品(IoT機器)やスマートフォンタブレット端末などの情報機器からSNSの編集技術まで、あらゆるIT界に革命を起こした。特に私が今使ってるMacは、最新ソフトウェア(Windows11)のアップデートにより、さらなるサービス向上のための新機能が搭載されている。画質の向上も日本のAI技術が果たした功績といえよう。しかしそのAIが未だに使われていない企業や会社が多く存在し、その代表的な例が銀行や金融機関などの基幹系システムだ。口座を開設し、お金の出し入れを行う際の預金通帳。未だに手書きとはどういうことか。

 

役所でマイナンバーカードの申請をする際もやはり手書き。パスワードの保存も格納すべき電子データに代替可能なIT社会なのに、未だ手書きメモというとんでもないアナログ的手法。既存のレガシーシステムが今のIT社会の障壁となっていることは間違いない。高齢者は全員小型のスマホに切り替え、銀行や証券会社も紙による輸送や伝達ではなく電子化したデータで送信するようにし、全世界がIT化の波に乗るべきだ。そうしよう。革命を起こそう。そうなる日が来るまでにあとは何年かかるだろうか。変わらない日本というイメージの脱却を図るべく時間を食い荒らす紙媒体による無駄な伝達手段やレガシーシステムは全て廃止させよう。その周知に、政府は徹底して力を入れてほしい。