リクルートの本質

就職希望者を募集し、自分の企業に勧誘する手法「リクルート」の本質はかねてより議論されてきました

なぜなら、就職を目指す若手は何を目指したいのか、どんな仕事をしたいのか等、それぞれ抱いているビジョンが異なるからです

例えば、「部下を指導する人間になりたい」という人がいれば、管理職にあてるのが適切と言えるでしょう

一方、資金の流れやフローチャートなどのお金管理をしたい人であれば、経理が向いていると言えるでしょう

会社の資金はそもそも従業員同士が回すものではなく部長や社長など経営陣の者が主にコントロールするものです

潤沢なお金はどこから転がり込むのか、そのためには吸収と合体を繰り返して会社が持つ土壌を1から積み上げていく必要があるんです

今から経営を始めるスタートアップ企業や中小企業のところは、まず自社が持つ魅力や風土を発信できるよう、求人誌や広報誌に企業成長の過程や現場の様子などをアピールし、デザインやレイアウトなど外見的な要素から求職者を惹きつける必要があるのです

いきなり「弊社は長年の実績と経験があるから安心できるよ〜!」みたいにアピールしても、その実績は目に見える形でアピールしないとなかなか伝わりにくいものです

例えば企業出版という手法を用いるのもアリでしょう

企業を立ち上げた経緯、1から企業をスタートして多くの経営陣や従業員を抱えるまでに至ったプロセスや成長した企業のルールや定款はどのようになっているか等、苦労の過程をまとめればきっと共感は得られやすいはずです

リクルートにおいて1番大事なのは共感性です

自分のイメージと合致するかだけでなく極端な例でいえば企業がどのようにして時価総額10億を抱えるユニコーン企業に成長したのか等、少しでも誇張を交えてまでアピールすれば、聞き手のインパクトには十分です

もちろん誇張のしすぎには注意ですよ!

リクルートは多少盛っても構いませんが、従業員が職場に入っていざイメージと違ってがっくし…みたいな展開にならないよう、入念な企画が必要です