VIVANT(第1話)

待望のVIVANT、ようやくU-NEXTの契約手続きを経て見ることができました
今回は第1話!
個人的な感想として、スリル満点のアクションシーンが多く、かなり見応えがありました
銃火器が特に多く登場するのでドキドキするシーンも?
ではストーリーの詳細です
 
ーー砂漠で遭難する1人の男
 
オープニング、何やら1人の男がぶつぶつ独り言を呟きながら、苦しそうな面持ちでこう言います。「アブラハム天照大御神」…と。
これは何かの伏線かな?と思い、先のストーリーを見ていたらずばり的中ですね。
長年ドラマを観ていなかった自分でも勘の良さは衰えてなかったようです
その後、時は遡り、ある会社内部での出来事…。
 
会社では多くの台数のPCが設置されており、多くのシステムエンジニアが作業に没頭していました
そして1万ドルと書かれたPCの画面が映り、それをGFLというエネルギー会社に送金する1人の部員が
その部員の名前は、乃木と言います
のちの出番の多さからして本作の主人公でしょう
演者は堺雅人さん
テレビ界の鬼才、演技派俳優の1人で有名な方ですよね
そんな堺雅人さん演じる乃木は、なんと他のメンバーに「誤送してないか?」という疑いをかけられ、
乃木はかなり焦ります
もちろん乃木は指示された通りの金額(ドル)を送金しただけです
しかしここにきて、なんとGFL社に送金したドル額が日本円にして約14億円。
途方もない額のドルが、GFL社に送金されていたのです
責任を問われる乃木はすぐにバルカ共和国へ飛び、真相を確認しにいきます
そこで出会ったアリという人物は最初こそ丁寧に出迎えてくれたものの、
乃木の話を聞くや眉をひそめたり、怪しげな表情を見せたりします
そこで乃木が誤送した金額はすでに下請け企業に振り込んでしまったとのこと
しかも10社以上の!
これは回収が大変ですね
しかし諦めない乃木はアリに一部でもいいから返金してもらいたいと頼み込むのです
そうでないと、乃木は会社の責任者として懲戒免職及び解雇にさせられてしまうからです
この時点で立場と保身のための行動ということはなんとなく察していたのですが、
終盤になるにつれてそのわだかまりが嘘と判明していき…
乃木の素晴らしい人格に私は気づくのでした
 
そして乃木は古き友人のサムに頼んで送金フローをデータ画面で可視化してもらい、
ここにきてとんでもない事件が絡んでいることを知ったのです
実はアリは乃木に対してウソをついており、下請け企業には一切送金しておらず、
テロ仲間と共謀して1億ドルを超高価なダイヤモンドに替えていたのです
その一部始終を映像で確認になった乃木
主犯格はバルカ共和国のザイール
このザイールの居所をGPSで突き止め、今度はバルカ共和国に飛ぶことになります
ホント目が回るほどの忙しさですね…
 
その後乃木は砂漠のはるか先にあるバルカ共和国を目指すためにタクシーを利用しますが、
なんとタクシーは「人を信じちゃダメね」と意味深なことを言って、
乃木が砂漠で小便中、勝手にタクシーを1人で運転し乃木を置き去りにしてしまうのでした
車内にあったバックも奪われ、手元にあるGPSを頼りに乃木はあてもなく砂漠のど真ん中で行き倒れ、
意識を失いました
そして目覚めると、そこには可愛らしい少女が
どうやら砂漠の遭難中、乃木は救われたそうです
その少女の名前はジャミーン
父親もいました
乃木は感謝の言葉を告げると、夕飯を振る舞ってもらいますが
ジャミーンは不機嫌そうに乃木からパンを奪います
これはジャミーン自身が作ったパンなのですが、
どうやらこのところ失敗続きでまともに美味しいパンが作れないことに苛立っていたのです
ちなみに乃木は粉の分量を手で測ることができるという
超マニアックな特技を持っていたのです
それも唯一の
ジャミーンが持ち上げた粉の分量を測ると、「これだと少し多いかな」といい、
乃木は分量を調節し計器に載せます
そしてオーブンで焼くと、こんがりホヤホヤの美味しそうなパンが完成したのです!
そのパンを見て満足顔のジャミーン
父親も喜んでいましたね
 
その後、翌日になり、バルカ共和国までジャミーンと父親が案内するといい、
乃木はついにバルカ共和国に到着しました
見送りをするジャミーンは乃木に詰め寄り、
抱きつきます
父親は「主治医のカオル以外でこんなにジャミーンが笑顔を見せたのは初めて」と言い、
乃木の最後の見送りをしました
乃木は個人タクシーを使い、ザイールに合わせてほしいと頼み込みます
しかし案内人はそれを拒否
すると乃木の隣にいたバルカ共和国の警察は拳銃を取り出し
「ザイールに会わせろ」と脅します
ザイールのもとにたどり着いた乃木
そこには重苦しい空気が流れていました
乃木は早速誤送の件を話しますが、ザイールは知らん顔をして、
「なんのことだ?」としらを切ります
そして乃木がスマホに保存された証拠画像を見せると、
ザイールは一転して乃木に近づき
「お前、ヴィヴァンか?」と謎の質問(詰問?)をします
乃木はヴィヴァンの言葉の意味を理解できず、「なんの話ですか?」と質問を返します
すると、周囲にいた警察の1人はザイールを犯人に仕立て上げ、
すぐに捕縛するようにしますがザイールは即座に拳銃を取り出して発砲
金欲しさに乃木についてきた強欲な警察官1人は凶弾に倒れ、
さらにザイールは身体中に張り巡らせたダイナマイトを公然と見せつけ
起動スイッチを押そうとします
…が、ここにきて1人の警察らしき男が乃木を連れて逃走
周囲にいた警察はザイールを制止しますが、時すでに遅し
ボタンは作動してしまい、未曾有のテロ爆発に多くの市民は巻き込まれてしまうのでした
そのさい穴倉に飛び込んで身を覆っていた乃木と1人の警察はなんとか生き延びましたが、
近くにいたジャミーンと父親は不幸にもテロ爆発に巻き込まれてしまいます
病院に次々に搬送される重症者
乃木は一応中傷程度で済みましたが、ジャミーンを庇った父親は重症
すぐに集中治療室へと運び心肺蘇生を行いましたが、残念ながら死亡
そのとき治療を担当した医者がジャミーンの主治医である薫(カオル)でした
 
このとき薫は乃木を激しく憎みました
ちょうどその頃、バルカ共和国の警察が病院に押しかけ、
このテロ爆発に関わったとされる主犯格の乃木を逮捕しようとしていました
薫は乃木の場所に案内しますが、ベッドには誰もいません
阿部寛さん演じる野崎は乃木の味方です
のちに発覚しますが、超エリート外務省の公安だったのです
警察から逃れる術に長けていました
乃木を別の場所に移動させ、警察の目を掻い潜りながら治療していましたが
警察は乃木たちの居場所を突き止め包囲
逃げ場をなくした乃木たちは連行され、車に閉じ込められます
ついでに野崎とコソコソ病棟で話していた薫も、
仲間であるとの疑いをかけられて車に監禁
しかし阿部寛は何やら余裕の表情を見せています
しまいにはケラケラと笑い出す始末
頭がおかしくなったのかと思ったその矢先、運転手のドラム(野崎の仲間)が
隣の警察官を車外に追い出し、さらに乃木たちを監視していた警察も〜が締め上げ拘束
すぐに銃を乱射するバルカ共和国の警察でしたがなんとか身を覆い隠していたので、
警察の追走を振り切り、次なる町モスクに到着
ここで食事をとり、ひとときの安息の時間を過ごす3人でしたが
そこに住む人の手引きによりバルカ共和国警察の追手が迫っていました
しかしそれにいち早く勘付いた3人は逃走
警察が部屋を調べたときには、すでにもぬけの殻でした
そこで馬小屋?らしき場所で身を隠していた3人
警察はここで嗅覚の優れた警察犬を投入し馬小屋を調べさせます
3人は苦肉の策として人糞を顔に塗りつけ警察犬の嗅覚をごまかすという、
大胆な作戦に打って出たのです
警察犬にはそのおかげで気づかれず、その後爆音が鳴り響きます
ドラムが起こした爆破音で、バルカ共和国の警察の注意を引きつけます
その隙に3人は車へと乗り込み、警察の包囲網を突破して再び逃避行
すぐに追いかける警察でしたが、
追跡の果てに車を調べ乗っていたのは1人のおじさんでした
これはドラムが仕組んだカモフラージュ作戦で、
警察はまたしても3人を見失ってしまいました
 
その後、井戸水(地下水?)で顔の人糞を洗い流し、
相棒のドラムに「クーダンの様子を見てきてほしい」と言葉をたくしドラムを1人潜入させました
そして帰ってきたドラム
バルカの警察官はすでに検問やバリケードを張り正面突破はとても無理と判断しました
そこで野崎は強行突破を決意
目指す場所はクーダンの大使館
治外法権でもある大使館だったのです
そこで遊牧民に紛れ、バルカ警察に再び遭遇
すぐに拳銃を取り出し狙いをつける警察でしたが、周りには羊の群れがおりなかなか発砲ができませんでした
仏教国であるバルカでは、羊などの動物を殺してはいけないという教えがあったのです
その教えを逆手に取り、3人は羊の群れと一緒に突撃
またしても野崎の作戦に出し抜かれたのです
そしてついに大使館のある国クーダンに到着し、ダンプカーを突っ切って警察車両を次々と押しのけて3人は大使館に到着
そこで追跡していたバルカ共和国の警察は野崎に「ここは治外法権だ。失せろ」と言われ、渋々退却
ようやく大使館のもとに身を寄せた3人らは、ここでもひとときの休息をとり
野崎が乃木に対してこう問いかけます
「ザイールの言っていたヴィヴァンってなんだ?」と
ここで薫が「ヴィヴァンは〜という意味ですよ」とフォローを入れ、野崎は妙に納得
不可解な点が多いまま、2時間にわたる第1話はここで幕を閉じるのでした
 
ーー自己感想
 
いや〜面白かったですね
警察の追跡をなん度もやり過ごす乃木たちのシーンはスリル満点です
休む暇もなく視聴者にハラハラした気持ちを促してくれます
そしてドラムの有能ぶりがすさまじい(笑)
触れてなかったですが、実はドラムは喋ることができません
ここはジャミーンと共通していますが、まさか伏線⁇
Googleアシスタントを使い言葉を代弁していますが、ドラムがいるだけで謎の安心感がありましたね
誤送した金は、一体誰の手に渡ったのか?
VIVANTとは一体何を指し示しているのか?
野崎の言っていた「世界の渦に巻き込まれた」とは?
期待と不安が入り混じる世界観
伏線シーンも多く、今後明らかになるであろう情報でどのような伏線が回収されるのか、次回にも期待です!