アニメの凄さ

ー概要

 

アニメは日本の基幹をなす主要産業です。サブカルチャーの1つとして位置付けられており、国内外で人気を集めているジャンルです。もちろんこれは言うまでもありませんが、アニメは日本がほぼ発祥の地と言われています。オタクの聖地、日本橋秋葉原に代表される地区は、毎度奇抜な格好をしたコスプレイヤーが集まり、賑わいを見せています。例えば、今人気の鬼滅の刃。主人公である炭治郎の姿に扮しているコスプレイヤーをよく見かけますよね。これだけアニメは日本の全土にわたって影響を及ぼしているんです。

 

ーアニメを見始めたきっかけ

 

私は、小学生の頃にアニメを初めて観賞しました。1番最初に見たのが、うろ覚えですがONE PIECEだったと記憶しております。ONE PIECEのスリラーバーク編。ゲッコーモリアが登場する回ですね。パパとリアルタイムで見ていたこともあり、それに影響される形で様々なアニメのジャンルに興味を持ち始め、その後は北斗の拳めぞん一刻ドラゴンボールなど、少しアナクロニスティックな面が目立ちますが日本を代表するアニメ(めぞん一刻を除き)を見始めるようになりました。ドラゴンボールなんて創刊30周年ですよ。古き良き時代にドラゴンボールへの執筆を続けていた鳥山明さん。今をときめくアニメにどういう感情をお持ちなのか。実は自分、ドラゴンボールは世代ではないんです。しかし、正直な話、今を代表するアニメ鬼滅の刃や推しの子よりもずっとドラゴンボールのほうが面白いと感じてしまうんです。

 

これは単なる懐古厨なのか…。何より白黒を感じさせるモノトーン調の作画が好きで、今のアニメでは出せない味わい深さがあったと思います。ストーリーも至って1本通行、しかしそれでも面白いものがありました。例えば、ドラゴンボールで言えばギャグシーンの多さに注目してほしいです。今でこそ極力ギャグシーンを排し、戦闘に特化したシーンの尺だけ増やして、いわゆるバトル漫画(アニメ)的な作品が増えたように感じますが、ドラゴンボールではギャグシーンがところどころに挿入されており、底抜けて明るいキャラクターたちが寒いギャグをかますことで逆に笑いを誘う…。まさにギャグシーンの宝庫でした。あとは亀仙人によるパンツ覗きシーンの挿入。あれ、今ではコンプラ的に引っかかりそうですが(笑)まさに時代を感じさせるシーンですよね。なんのコンプラゾーニングのへったくれもない時代だったので自由な執筆を好む漫画家およびアニメクリエイターさんはウキウキだったでしょうね。あれくらいぶっ飛んでないと逆に張り合いがありません。今は少しエロに対する規制が厳しすぎると思うんです。

 

ONE PIECEの思い出

 

少し話がそれましたが、私はONE PIECEを皮切りに色々なアニメを見始め、有名どころのアニメだったら全てフルコンプできる勢いです。ONE PIECE、今でこそ和の国編に入り、劇画調になり、カイドウとビッグマムを討伐して、ルフィはほぼ向かうところ敵なしの無双状態。しかしルフィにも冒険の途中で自分の非力さを痛感したり、一旦自分の弱さを自覚して修行モードに入ったり、様々な挫折がありました。カイドウは4皇の中でも最強格と言われる生物です。それを打ち倒したのは、やはりルフィの今までの血の滲むような修行の成果と鍛錬の結晶でしょう。自分は今のONE PIECEも好きですが、主人公が強くなりすぎると逆に物語がつまんなくなっちゃいますよね。少なくともルフィとの戦闘シーンでこれまでのようなハラハラ感やドキドキ感を見出すことはできないでしょう。もうニカっと笑う太陽の神さまになっちゃってますから(笑)

 

個人的にONE PIECEでは、ドレスローザ編までがピークでしたかね(あくまで主観です)新世界編に入り、魚人島やパンクハザード編を経て、王侯貴族ドフラミンゴが統治する町「ドレスローザ」でエースのメラメラの実やキュロスの葛藤などをめぐるドタバタ劇などが展開されます。特にコラソンとローの過去は必見ですね。あれは涙なしでは見られないです。ローは義理の親であるロシナンテ(コラソン)に命を救われたという過去があるんです。それだけに、ドフラミンゴにコラソンを殺されたときは悔しかったでしょう。そういうローの復讐劇も含め、まさに密なストーリー構成となっています。

 

ちなみにその前の頂上戦争編はみなさん覚えていますでしょうか?白ひげ海賊団がとらわれのエースを救うため、海軍本部に乗り込んで開戦を仕掛けるといったストーリーです。結果、海軍は壊滅的な被害を出すのですが、なんとかエースと白ひげの首を打ち取ることに成功し、戦局は優勢に。最後は赤犬に対するコビーの諌めの言葉から戦争は急速に流れを変え、シャンクスが割って入る形でついに終結することになります。あれも戦闘のシーンは多いですがところどころにギャグ要素を挟むことで場を明るくしています。特にバギーとMr.2の絡みは必見ですね。

 

ー最後に

 

最後になりますが、アニメは今や日本では文化財・公共財の1つとして、多くの人に愛され続けています。たとえ年数が過ぎようとも、よっぽどのことがない限りは永遠に見続けられるでしょう。コスプレイヤーやアニメオタク、特撮など、いろんなジャンルの”趣味人”が出ているのもほとんどがアニメに影響された格好なんですね。今では映画化も実写化もされ、壮大なスケールを誇っています。映画館のフルスクリーンで見るアニメはまさに大迫力です。みなさんもぜひ1度は足を運んでみてはいかがでしょうか?