梅澤美波(乃木坂46)

ー概要

 

梅澤美波は、ソニー率いる乃木坂46の3代目キャプテンおよび3期生。ちなみに秋元真夏が卒コンを迎えるまでは2代目副キャプテンを務めていた。お色気担当で、3期生の中でも特に派手な露出を好む。171㎝という乃木坂の中ではトップの長身を有し、ファッションイベントにも度々出演している。スタイルが良く、雑誌withの専属モデルを務めている。

 

憧れの人物は白石麻衣白石麻衣に影響される形でヘアスタイルやファッションから何まで真似ることにちなみ「2代目・白石麻衣」という通り名を持つ。ちなみに美波という名前は他にも女優の浜辺美波や櫻坂の小池美波などがいる。そのスタイルの良さは舞台上でのパフォーマンスにも活かされており、激しいダンスの際はちらりと生脚を見せる場面がある。

 

ー性格

 

人懐っこく誰とでも仲良くなれるタイプだが、時折メンバーのものまねを披露したりメンバーが落ち込んでいるときにすかさずガッツを入れたりと、いわゆる姉御肌。「2代目・白石麻衣」という通り名を誇らしく思っている。白石麻衣のためならこの身を捧げることもいとわず、まだ乃木坂46に所属していない握手会で白石麻衣と対面し、「ほくろシンメだね」と言われたときは感極まって号泣。

 

初めて白石麻衣に認知されたという喜びでいっぱいだったが、まさかの乃木坂46オーディションで高い倍率の中を勝ち抜き、3期生正規メンバーとして昇格。この巡り合わせは白石麻衣との親睦をさらに深めるきっかけとなり、一緒にツーショット写真を撮ったり対談をしたりとほほえましいエピソードが満載。秋元真夏が卒業してから3代目キャプテンに就任。持ち前の姉御肌で、メンバーをどう引っ張っていくか。今後の展開に期待である。

 

ー毒舌系キャラ

 

一般的に梅澤には「毒舌系キャラ」というイメージはないが、個人的な感想としては梅技も齋藤飛鳥と同じく毒舌系キャラとしてのポジションに立っている。3期生、つまり同期メンバーである伊藤理々杏に対し、変顔もいとわない顔芸を披露。ひな壇からの笑いを誘ったが、伊藤理々杏は何か面白くない顔をしている。ゴキゲン斜めの伊藤理々杏を笑わせようとお笑い芸人パッション屋良のドラミング芸を炸裂したが、これも大スベリ。

 

苦肉の策として伊藤理々杏の顔を沖縄伝来の守り神シーサーの顔にたとえて笑いを誘おうとするもこれも失敗。加えて、「おい(💢)!」と怒りをあらわにした伊藤理々杏の沸点を下げようと「いやいや違う。伊藤理々杏ちゃんの体にシーサーが憑依したんだよ」と後付けの言い訳を作るが、これもまた大すべり。場は氷点下に達した。これは梅澤なりのせめてもの愛情表現だったが、伊藤理々杏にはその愛情は伝わらなかったようだ。やり方を間違えていた、といえば収まりがいいが伊藤理々杏は良くも悪くも純粋な性格なので冗談めいたネタでも本気にしてしまうほどのピュアな心を持つため仕方がないと言えばそれまでである。

 

ーものまねの才能

 

ものまねの才能ってなんだろう…って思うが、梅澤美波は伊藤理々杏のものまねがうまいことでそこそこの話題を誘った。しかし、ものまねとは相手の顔や表情、トークなどを真似ることで笑いを誘う芸当だが、これがときに非難を浴びることもある。ものまね芸人のコロッケをご存知だろうか。あれほどに徹底したものまねスタイルを貫徹しているのならばものまねされる側も見ててすがすがしいだろうが、中途半端におふざけ半分でその人のものまねをしようものなら槍が飛んでくる。

 

しかし梅澤美波と伊藤理々杏が出演した番組は、”内輪ウケものまね大会”というコンセプトでやっていたので、言ってしまえばものまねを前提とした番組なのである。ものまねをする側は、表情筋や頬の使い方によって、かなりの体力を浪費する。ときにそれはハードに体を張ったプロのものまね芸にまで発展する。梅澤はそれを知った上で伊藤理々杏のものまねを精一杯披露し、番組を成立させようとしたのではないか。それが伊藤理々杏の逆鱗に触れたのはいかようにも解釈が取れるが、1番有力な説が「シーサーに顔を例えられた屈辱感」かもしれない…。本人の胸の内に迫ることはできないが、おそらく梅澤をこの時点で敵視したのは間違いない。今後が少し不安である(笑)

 

ー総評価

 

上述のあれは別として、性格は総じておおらかである。3代目キャプテンとしての自覚もあり、「しっかりグループを支えていきたい」と前向きな意欲をにじませる。2代目キャプテン秋元真夏のやり方を踏襲し、キャプテンとしての風格を見せつけることで3代目キャプテンの名に恥じないよう務めていく所存だ。なんとも頼もしい。

 

キングダムの出演経験もあり、帝劇でのホールで迫力のある殺陣を繰り広げていた。その時の鬼気迫る表情はキャプテンとしての風格も感じられた。身長が高いのでさらに迫力がある。痛みを伴う殺陣シーンでも文字通り体を張っている。練習時間も並大抵の人ではこなせないほどハードなもの。しかも映画やドラマのように失敗をしたらNGテイクを出してやり直しをする…なんてことはできないので演劇というものは一発勝負なのである。それを最後までやり切ったときの達成感はひとしおだろう。

 

これからも3代目キャプテンとしてグループを強く引っ張ってほしい。梅澤の今後の活躍にさらなる期待がかかる。